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看護師の給料・年収を上げるための転職の対策・行動とは?

記事更新日:2020/03/09 記事作成日:2020/01/30
やりがいのある看護師という仕事ですが、給料や年収に関しては不満を持っている人も少なくありません。 不規則勤務や長時間労働などの環境で働いているのに相応の対価がないと、やはり「どうにかして給料や年収をあげたい!」と思うのも当然のことです。 今回は、そのような思いを抱く看護師に向けて、給料や年収を上げるための対策・行動などを解説します。

看護師の平均年収はどれくらい?気になる看護師の懐事情

看護師専用コミュニティサイト『看護roo!』では、平成30年賃金構造基本統計調査を元にして看護師の平均年収や給料についてまとめています。
それによると平均年収は479.9万円(女性看護師478.5万円)・平均月収は33万円・ボーナスは82万円となっています。
ちなみに全職種の平均年収は497.2万円、全職種のうち女性は382.6万円となっており、女性の全職種の年収と比べれば高いものの、男性を含めた全職種の年収と比べると決して高いとはいえません。
年齢別にみた月収・年収では、50代後半の月収36.6万円・年収537.3万円が最も多くなりますが、20代後半から50代までの月収と年収はそれほど大きな違いはありません。

平成30年賃金構造基本統計調査 結果の概況

株式会社クイック 看護roo!看護師の平均年収480万円!給料データを大調査【2019年版】

株式会社PR TIMES 【2019】看護師の平均年収・給料の最新データを分析

看護師が年収を上げるために押さえるべきポイント

看護師としての実績や経験が評価されていないなど不満を感じる人も多い中で、では給料や年収を上げるために押さえるべきポイントは何でしょうか。
それは、年収を構成する①基本給、②手当(職務・夜勤・時間外など)、③ボーナス(特別手当・賞与)などの要素の金額を上げていくことです。
そのための押さえるべきポイントをいくつか紹介します。

給与の手当分を増やす

年収を増やすには、給与の手当部分、とくに夜勤手当などを増やすことが近道です。
日本看護協会が行った調査によると、2018年の夜勤手当の平均額は以下の通りとなっています。*1

  • 3交代制準夜勤 4,090円
  • 三交代制深夜勤務 5,050円
  • 二交代制夜勤 11,019円
  • これらの平均額は2015年以降ほぼ変わっていません。そのため、夜勤手当分の収入を増やすなら、夜勤回数を増やすことが考えられます。
    しかし、無理なシフトを組むと身体に負担がかかり、体調を崩しかねません。
    あくまでも自分の気力や体力の加減を見ながら、無理のない夜勤シフトをキープすることが大切です。

    *1 公益社団法人日本看護協会 公益社団法人日本看護協会 「2018年病院看護実態調査」結果

    スキルアップで専門職手当をプラスする

    看護知識・技術を極めたい分野があれば、認定看護師や専門看護師の資格を取得とることもおすすめします。
    日本看護協会の調査によると、専門看護師手当の平均は12,926円・認定看護師手当の平均は11,006円となっています。*1
    ただし、勤務する医療機関が自分が取得した認定・専門看護師の分野に特化した診療科目がない・診療分野があっても手当がつかない状況があれば資格をとっても給料には反映されません。
    さらに、実際に認定・専門看護師として勤務しても日勤が多くなるため夜勤手当が減る・資格取得のための授業料などが必要になるなどの側面があることを知っておきましょう。

    *1 公益社団法人日本看護協会 2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査 報告書

    https://www.nurse.or.jp/home/publication/pdf/report/2014/chingin.pdf

    昇進して管理者経験を積み基本給アップを図る

    給料を上げるのに最も効率がよいのは、給料の大部分を占める基本給をアップさせることです。
    そのためには基本給が高い管理職に昇進することが必要ですが、誰でも容易に管理職になれるわけではありません。
    看護師としての実績や経験だけでなく、高いコミュニケーション能力・チームをまとめるリーダーシップ能力、さらに誰からも信頼される人望などがあることが必要です。

    どこでどう働くと給料が上がる?年収が上がりやすい働き方とは

    次に転職を視野に入れて、給料・年収が上がりやすい働き方やキャリアの積むために、どこで、どんな働き方をすればいいのかみてみましょう。
    病院の設置主体や病床規模・地域別・診療科別・役職別にみていきます。

     

    設置主体別

    勤続10年の看護師(31〜32歳、非管理職)の平均基本給与額を、日本看護協会の調査をもとに医療機関の設置主体別にみてみます。*1
    平均基本給額が多い順にすると以下のようになります。

  • 社会保険関係団体:276,093円
  • 公立:267,539円
  • 公的医療機関:264,676円
  • 国立:257,664円
  • その他法人等:251,361円
  • 公益法人:245,060円
  • 医療法人・個人:232,020円
  • これをみると、社会保険関係団体・公立・公的医療機関などの設置主体の病院だとより給料は高い傾向があります。
    設置主体が国である医療機関は長く勤務するほど給料は上がっていくため、今後長く働くのであれば、国が設置主体の病院も含めて、長期的な視野で見極めることが必要です。

    *1 公益社団法人日本看護協会 看護職の働き方改革の推進 看護職の給与データ(2018年版)

    病床規模別

    前述と同様の調査で、病床規模別の基本給の差をみていきます。(勤続10年の看護師31〜32歳、非管理職)*1

  • 99床以下:234,650円
  • 100〜199床:239.198円
  • 200〜299床:243,584円
  • 300〜399床:254,718円
  • 400〜499床:259,244円
  • 500床以上:268,190円
  • 病床数が多くなるほど基本給与額も増えていることがわかります。
    給料を上げるためにはできるだけ病床数の多い病院で働いた方が、単純に年収も増えることが予測できます。

    *1 公益社団法人日本看護協会 看護職の働き方改革の推進 看護職の給与データ(2018年版)

    地域別

    株式会社クイックの調査によると、2018年都道府県別の看護師の平均年収では、神奈川県が531万7900円、東京都が516万5200円、三重県が515万9200円となっています。*1
    これらの県を合わせて17の都府県が看護師の平均年収を上回っている結果となりました。

    ちなみに平均年収が最も低かったのは、宮崎県の403万3700円となり、ついで鹿児島県404万4400円、大分県419万2000円となっています。

    これらの調査では首都圏で働くと年収も高い傾向があり、一方で九州地方や四国地方、東北地方では年収が低い傾向であることが分かっています。
    ただし比較的年収の低い地方で働いても、国公立病院など公的な医療機関で長期間働くことで給料を徐々に上げていくこともできるといえるでしょう。

    *1 株式会社クイック 看護roo!看護師の平均年収480万円!給料データを大調査【2019年版】

    診療科別

    比較的給料の多い診療科をみると、救急救命科、ICU、産婦人科、外科系(乳腺・呼吸器など)、内科(糖尿病)などが挙げられます。
    これらの診療科の特徴は、患者さんの容態が急変しやすく、臨機応変な対応が常に求められること、そのため常に緊張感のある仕事を求められ、その内容が精神的身体的にハードである傾向がみられます。

    患者さんや世間のニーズが高く、特定の分野の高い専門知識や技術が求められる科へスキルアップと給料アップを兼ねて転職すると、年収は確実に上がっていく可能性は高いといえるでしょう。
    とくに、認定看護師(救急看護、集中ケア、がん化学療法看護、糖尿病看護、乳がん看護、慢性呼吸器疾患など)が必要とされる診療科では、その傾向もさらに高まります。

    役職別

    最後に役職別での基本給の違いをみてみましょう。
    基本給が多い順にまとめると以下のようになります。*1

  • 副院長相当職(専任):65万5,071円
  • 副院長相当職(看護部長兼任):52万6,212円
  • 看護部長相当職:42万7,573円
  • 副看護部長相当職:40万5,373円
  • 看護師長相当職:37万949円
  • 副看護師相当職:35万882円
  • 主任相当職:32万7,143円
  • 非管理職:32万3,298円
  • 管理職の位が上がるほど、基本給は上がっていきます。
    しかし、管理職だからこそ残業等の時間的な拘束がより長くなるため、時間給に換算すると、給料の見方は違ってくるかもしれません。

    *1 公益社団法人 日本看護協会 2012年病院勤務の看護食の賃金に関する調査

    年収が高い看護師にみられる特徴

    キャリアを積むごとに給料や年収が高くなる看護師にはどのような特徴がみられるのでしょうか。以下のような特徴があるといえます。

  • 確固とした実績や経験がある=出身が専門学校でも大学でも変わらない
  • 着実にキャリアを積み上げている
  • 仕事で忙しくても、勉強や研鑽をかかさない
  • キャリアアップのための転職にチャレンジしている
  • 認定看護師・専門看護師などの資格を取得している
  • 役職クラスについている
  • 看護師としての自分の価値を把握し、転職時には給与交渉ができる
  • 昇給が見込める勤務先を選んでいる
  • 比較的高収入な看護師は、転職をしてもしないなくても、確実にキャリアを積み上げます。
    もちろん途中で出産・育児などで休職する時期があっても、休職前のキャリアを無駄にせず、これまでの知識や経験を生かす働き方ができているともいえます。

    年収をあげるための転職のポイントとおすすめ転職サイト

    看護師の給料や年収を上げるための転職先を選ぶポイントをまとめます。

  • 給与水準の比較的高い設置主体の施設・地域
  • 病床数が比較的多い施設
  • 夜勤手当・時間外手当額が多い施設
  • 認定・専門家看護師などの資格手当があり、かつ資格取得支援(休職制度等)がある
  • 役職についている看護師が比較的若く、昇進がしやすい、医療機関内の風通しが良い雰囲 気のある施設
  • しかし、これらのポイントを押さえながら年収や給料を上げるための転職をする場合、一人で考えるのも限界があります。
    その場合は、うまく転職サイトを利用するのもひとつの方法です。
    比較的給料の高い募集案件を多く扱っているサイトを選んだり、代わりに給与交渉を積極的にしてくれるコンサルタントがいる転職サイトを選んだりするのもよいでしょう。

    最後に、給料を上げるための転職で利用できるおすすめ転職サイトを紹介しましょう。

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    看護師として年収1,000万円を超えることはできる?

    給料や年収を上げるためには看護師としてのスキルアップや条件の良い病院へ転職していくことが方法として考えられますが、できることなら「年収1,000万円」を目指してみたいですよね。
    しかし、実際に年収1,000万円を超えている病院勤務の看護師は、日本看護協会の調査によると0.2%しかいないという報告もあります。*1
    病院勤務看護師が年収1,000万円を超えるには、給料の計算上では副院長相当職(基本給約65万円)に就くことが必要になります。
    病院の副院長職に就くのは、可能性としては非常に低いと考えることが妥当です。

    それでは、看護師の年収は絶対に1,000万円に届かないのか、と言われればそうではありません。方法としては以下のようなことが考えられます。

  • 美容外科クリニックで高い業績を出す
  • CRA(臨床開発モニター)として企業で働く
  • 看護大学の教授になる
  • 訪問看護ステーションなど独立起業する
  • 美容外科クリニックでは、通常の看護業務に加えて契約や売り上げ成績が給料に反映されます。人気のクリニックであれば基本給も高めな上、そこで高い営業成績が加われば、年収1,000万円も夢ではありません。もちろん、相応の高い営業スキルが求められます。

    CRAは製薬メーカーなど企業において薬剤の臨床試験(治験)などを行う職業のことです。もし給与レベルの高い製薬会社などで勤務することができ、かつ管理職となれば、高い年収を得られるでしょう。英語が得意な看護師なら、外資系の製薬会社への転職も有利になります。

    看護大学の教授になるのも年収を上げる働き方として挙げられます。大学教授になれば年収1,000万円を得ることもできるでしょう。ただし、大学院卒業後、すぐに教授になれるのではなく、まずは講師からスタートし、准教授、教授と昇進することが必要になります。もちろん、どの大学でも講師の空きポストがなければ就職することが難しく、そうした空きポストを探すのに時間を要するかもしれません。

    最後に、訪問看護ステーションなど独立起業する方法ですが、これも会社経営がうまく行けば年収を上げることができます。独立開業には一定の条件が必要ですが、その基準を満たせば開業することができます。しかし、訪問看護ステーションを開業すれば、誰でも成功するとは言い切れません。開業し事業を継続するための、経営戦略や資金・人脈など病院で働く看護師とはまた違った視点で仕事をすることが重要になります。

    *1 公益社団法人日本看護協会 2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査

    まとめ:これまでの経験や経歴に自信を持って!自分を安売りしない!

    看護師の給料・年収を上げるための方法は一つではなく、様々な方法があります。
    どのような方法を選択するにしても、看護師の転職市場では、自分の価値を安売りせず、効率的にアピールできるかが、給料や年収を上げる転職を成功させるための大切な指標になります。
    「看護師だからいつでも働ける」「看護師なら一生働けるから」と安心してしまい、自己研鑽を積まないと、いつまでも納得のいく給料・年収に届かない状況になりかねません。
    もちろん、身体的・精神的にハードすぎる勤務は厳禁ですが、ライフワークバランスを考えながら給料・年収を上げる努力をすることが大切といえるでしょう。

    この記事を書いた著者たち
    ライター YU KI

    看護師歴15年。大学文学部卒業から大学看護医療学部へ学士編入し、助産師・看護師・保健師資格を取得。卒業後は、産科・精神科・不妊クリニック・大学保健室・訪問看護ステーション勤務。現在は医療・看護ライターを中心に活躍。医療・看護・恋愛・婚活記事を中心に執筆をし好評を得ている。趣味はウォーキング、ガーデニング、フラメンコ

    看護師を辞めて看護師以外の職業へ転職を成功する方法